「箱根駅伝予選会報告」・・・庄子 将(しょうじ たもつ)(中長距離パート・チーフ)


10月20日、自衛隊立川駐屯地・国営昭和記念公園を発着とした第89回箱根駅伝予選会が行われました。 一橋大学は3年ぶりの出場となり、結果は11時間55分27秒で45チーム中43位でした。

予選会出場の標準記録が17分から16分30秒に上がってから2年連続で予選会への出場を逃していましたが、 今年は初心者を含めた1年生の多数が標準を突破し、総数12名で出場を決めました。 2012年度は残り5名という状態でスタートしましたが、中長距離パート員の人数は十分であったため、 “チーム全体の底上げ”が今年度のテーマでした。6月に実力者の1年生、菊地があっさり標準を切ったものの、 初心者の多い1年生はまともな練習がほとんどこなせず、正直夏前は厳しい状態でした。 しかし2回の夏合宿では充実した練習ができ、また庄司(4)や浅井(4)をはじめとした 上級生が練習から積極的に下級生を引っ張ったことにより徐々にチームが“底上げ”されていきました。 8月末の22大戦で1年生2名が標準を切ると、締め切りである9月下旬の記録会で 1年生・2年生1名、4年生2名が標準を切り、総勢12人で出場を決めました。

庄司・石井(3)・菊地の3人は自分のペースで、16分台の選手は余裕のあるペースで入り 後半ビルドアップする、という作戦でレースに臨みました。しかし16分台の集団は 10km以降もペースが上がらず、大半が72分以上かかってしまいました。 また新庄(4)や庄子(3)の主力2人には故障もあり、目標としていた学内記録には 6分及びませんでした。10月からは予選会の20kmの練習を行っていましたが、 準備期間があまりに短かったため十分な練習を積めなかったこと、 また出場者の半分以上がレースで20kmという距離を走ったことが無かったことから、 実力・経験不足が顕著に表れてしまいました。しかしこのようなチーム状態で 11時間台で走れたことは来年に期待ができると思います。

毎年利用していた一橋大学妙高寮が昨年末に廃寮となり、今年は中長合宿の開催が危ぶまれていました。 しかし今年からOB・OG会からの補助を頂くこととなり、民宿の利用によって今年も無事に 中長合宿を行うことができました。この中長合宿が秋シーズンの好記録ラッシュを 生んだことは間違いありません。OB・OG会の皆様にはこの場を借りて感謝申し上げます。 本当にありがとうございました。

今年の予選会は満足のいく結果とはなりませんでしたが、来年の第90回の予選会への 出場は(標準が上がらない限り)既に決まっております。来年の予選会は今年より20kmに 向けた準備期間が十分にあり、夏合宿も20kmを見据えた練習ができるので好記録が期待できます。 また12月・2月には長距離の醍醐味である駅伝もあります。若いチームで非常に勢いがありますので、 中長距離パートの活躍にご期待ください。今後ともご支援・ご声援よろしくお願いいたします。